初日と最終日の日程がカギ/北海道ニセコ・ルスツ/初心者でも失敗しないスキーツアーのスケジュール選び
パウダースノーが楽しめる日本のゲレンデ。特に北海道のニセコやルスツは国内外から大勢のスキー・スノボなどの観光客が押し寄せる。
初めて北海道に行く人たちにとってスキーのスケジュールの組み立て方や効率的な移動の仕方などわからないこともあり少し不安になることも多いはず。
初日と最終日の日程がカギ/北海道ニセコ・ルスツ/初心者でも失敗しないスキーツアーのスケジュール選び
”北海道初心者”でも失敗しない日程調整とツアーの選択を以下の通りご紹介します。
■スキーツアーの前提
そもそもニセコやルスツを訪問する際、以下のような選択肢がある。
①滞在期間中ずっとスキー場と隣接する宿泊施設で過ごすツアー
②前泊、後泊として1日を札幌市内で過ごすツアー
今回の記事はシンプルに新千歳空港からスキー場を往復する①をテーマに取り上げます。
①滞在期間中ずっとスキー場と隣接する宿泊施設で過ごすツアー
とは、飛行機で北海道の新千歳空港に降り立った後、専用のバスで移動しスキーと周辺の施設に泊まり過ごすもの。例えば今回の記事テーマのニセコとルスツは新千歳空港からみれば方面は同じため同一の専用バスに乗って移動する。約1時間30分でルスツ、その後約1時間乗車すればニセコに到着する。
そのため1泊2日でも3泊4日でも結局は移動する初日と帰る最終日のスケジュールを組み立ててしまえば、あとは自由に過ごせる。
■移動する「初日」の設定の仕方
スキーツアーの日程を組み立てる際に一番重要なのは飛行機の時間帯だ。早朝から夜まで自由に選べる。人気の時間帯は割り増し料金が発生したりもする。
ここからは羽田空港発を前提に説明すると、おすすめなのは早朝6時~7時台の便。この時間に乗れば昼ぐらいからスキー場で滑れる。初日で正味3~4時間、ナイターを入れればそれ以上、滑る時間を確保できる。
さらに選ぶ航空会社も重要になる。新千歳空港に着いてからニセコ、ルスツで移動する際「リゾートライナー」という専用バスで移動する。ほとんどがツアーのプランに組み込まれている。
注意すべきこととして新千歳空港の到着から45分以上間隔を空けなければリゾートライナーに乗ることはできない。飛行機の遅れや預けた荷物の引き取りの時間が考慮されているとみられる。
それを考え時刻表を見比べると…
(リゾートライナー)の出発時刻
09:30
10:30
11:30
12:30
という具合だ。
出発時刻の45分以上空けることを考えつつ、飛行機はANAもしくはJALのどちらかを選ぶことになる。
以下、最短で乗れるリゾートライナーの時間を(〇〇分)にして見比べると…
(ANA)の時刻表
987便 06:15ー07:45(45分)
4711便 06:50ー08:20(70分)
51便 07:00ー08:30(60分)
53便 08:00ー09:30(60分)
47便 08:15ー09:45(45分)
(JAL)の時刻表
593便 06:10ー07:45(45分)
501便 06:25ー08:00(90分)
503便 07:30ー09:00(90分)
505便 08:30-10:05(85分)
これを比較してわかる通り、ANAの方がリゾートライナーへの乗り継ぎがいい。無駄に1時間以上待たなければいけないのはもったいない。こういった事態をツアー申込の段階で避けることができる。
月によって便の時刻表は変わるため一概に言えないがスケジュール検討の材料に考えたい。
早朝から動くのが基本。移動中は仮眠をとり本番に備えましょう。
■帰る「最終日」の組み立て方
と楽しい行きのスケジュールを立てるが、現実の世界に戻ることも考えなければならない。考えたくないが現実の世界に戻らなくてはならない。明日は仕事かー
で、基本は行きの計画の真逆となる。スキー場をバスで出発して新千歳空港に行き、都内に戻る。電車に乗って悲しいかな、自宅に思い荷物をもって帰るわけで。
(リゾートライナー)ニセコ始発
14:40ー17:30
15:40ー18:30
16:40ー19:30
(ANA)
4736便 20:00ー21:40
82便 20:30ー22:10
4738便 21:00ー22:40
84便 21:15ー23:00
988便 21:45ー23:30(最終便)
4744便 21:45ー23:30(最終便)
(JAL)
772便 19:00-20:40
359便 20:00ー21:40
772便 21:00ー22:40
738便 21:20ー23:00(最終便)
…と、最終便で見ると意外と時間が空いてしまう。その場合は空港内の売店(20:30には閉まってしまう)か、飲食店に行くのがおすすめ。個人的には北海道名物ジンギスカンが食べられる「松尾ジンギスカン」か、回転寿司が食べられる「函太郎」がおすすめ。サクッと北海道のうまい食事にありつける。
■滞在期間中はスケジュールのことは考えず自由気ままに
北海道のスキー場を満喫するために要所要所のポイントはあるが、時間を気にせず暗くなるまで滑り倒しましょう。休憩を交えつつ。
ただ、朝一のファーストトラックに間に合うように早起きして誰にも滑られていないゲレンデに繰り出しパウダースノーを体験したい。
やはりここでも早朝からの行動がスキーの満足度を高めてくれる。
■しかしツアーに参加したとしても、もっと自由に行動できないの?
バス移動になるとスキー場以外の移動は自由にできず不満も多くなる。そのような場合はバスの代わりにレンタカー付きのツアーを選ぶことができる。雪道の運転に自信があればレンタカーでサクッと移動するのもあり。複数のスキー場を渡り歩くプランも設定できる。
全然関係ないが、千歳空港近くにはベンツなどプレミアムカーがレンタルできるお店もある。極寒の北海道で高級車を走らせる自信はないが、非日常を感じれるレンタルが広がっている。
■個人的に設定した実際のスケジュールはこのような感じ
こちらが、北海道ツアーに参加した際の私のスケジュール。ご参考までに
(初日)
03:45 起床
04:40 自宅を出発
05:00-06:00 電車移動 羽田空港へ
06:50-08:20 羽田空港発→新千歳空港着
09:30-12:35 新千歳空港発→ニセコへ(専用バスのリゾートライナーを利用)
13:30~ 着替えてスキー場へ
(最終日)
~15:00 スキー終了
15:00 着替えお風呂、荷物をまとめたりと1時間15分ほどで済ます。
16:15-19:30 ニセコ発→新千歳空港(専用バスのリゾートライナーを利用)
19:45-20:30 空港内の飲食店「松尾ジンギスカン」で乾杯
21:15-23:00 新千歳空港発→羽田空港着
23:30-24:30 電車移動、帰宅
疲労度と体力に合わせて帰宅時間を早めたり、出発時間を遅らせればスキーをする時間は減るが余裕のある行動ができそう。