北海道・新千歳空港⇔ニセコ、ルスツまでの時間と距離は?/移動には必須のスキーバス「北海道リゾートライナー」の乗り方・過ごし方

北海道でスキーをする際、移動はそもそもどうするのか?と疑問を持つ方も多いはず。新千歳からスキーの聖地ニセコやリゾートが楽しめるルスツ間の移動について解説します。

北海道・新千歳空港ニセコ、ルスツまでの時間と距離は?/移動には必須のスキーバス「北海道リゾートライナー」の乗り方・過ごし方

新千歳空港でのリゾートライナーの乗り方と乗車中の過ごし方などイメージしにくいので解説します。

 

■北海道のスキー場までの移動はの基本バス 

本州から飛行機でニセコに行く場合、はっきり言って飛行機に乗っている時間よりも移動時間は長くなる。北海道はそれだけ広い…

電車という方法も否定はしないが、重い荷物を持った上、最寄り駅からスキー場までは離れているためさらに時間がかかる。4時間は覚悟した方がいいようだ。

では新千歳空港ニセコ・ルスツ間を移動するにはどうするか?最も便利なのは新千歳空港からスキー場各地を往復する専用のスキーバスを利用するのがいい。

https://uu-hokkaido.jp/images/corporate/access/sapporo/access-n/map_1.png

 

■スキーバスの基本概要。北海道リゾートライナーとは?

12月から4月にかけてスキーシーズンに新千歳空港とスキー場を往復するスキーバス。

もっとも有名なのは北海道アクセスネットワーク株式会社(北海道札幌市)が運営するスキーバス「北海道リゾートライナー」がある。

個人でバスの申し込みもできるが、スキーツアーを申し込めば大抵は自動でついてくる。スキーツアーを申し込むの=バス移動も手配済みになると考えればいい。

 

また個人で申し込んだ場合の片道の価格は2020年現在以下の通り。

(ルスツ)大人 3,600円 小人 2,600円 移動時間1時間30分以上 距離90㎞

ニセコ)大人 4,100円 小人 3,100円 移動時間2時間30分以上 距離110㎞

 

www.jtrip.co.jp

個人でチケットを手配して申し込むよりも、スキーツアーを利用した方が安上がりになりそう。

 

新千歳空港 スキーバスの乗り方を解説

新千歳空港に着いた途端、本州の空気感とは全く違う寒さを感じる

新千歳空港に着いた途端、本州の空気感とは全く違う寒さを感じる

新千歳空港に降りると利用する航空会社によって到着ロビー場所が2つに分かれる。リゾートライナーのカウンターがあるのは「JAL側」で、ANA側からは10分近く移動しなければならない。

https://www.access-n.jp/winter2019/information/upload/b37d7660d89e1faab820eea87b4661f4_2.jpg

ANAの利用者の場合、到着した場所からJAL側に移動しなければならない。

その際、1階フロアはJALとANAのビルの間がつながっていないため、建物外のバス・タクシーレーンまたは、メインビルの2階経由で移動する必要がある。

個人的には外は寒いのでエスカレーターに乗ってメインビル2階を通り移動することがいいと思う。

ANA側の場合、エスカレーターで上がりメインビル2階を経由して降り、JAL側のカウンターに行ける

ANA側の場合、エスカレーターで上がりメインビル2階を経由して降り、JAL側のカウンターに行ける

新千歳空港メインビルの2階は出発ロビー。広い空間にお土産屋さんや飲食店(厳密には吹き抜けで3階になる)が集まる。帰りはここに戻ることになる。

各社さまざまなサービスのカウンターが軒を連ねる。リゾートライナーは奥のほうになる

各社さまざまなサービスのカウンターが軒を連ねる。リゾートライナーは奥のほうになる

エスカレーターを降りればカウンターは間もなく見える。オレンジ色の看板。着いたら自分の申し込み概要を説明してバス移動を待つことになる。

集合場所から移動し、バスに乗る直前に大きな荷物を預けることになる。

10分近くバスの発着場所で待つことになる

10分近くバスの発着場所で待つことになる

このバスの発着場所で荷物を預けることになる。 

 

■バスの移動中の過ごし方

バスの荷物庫に手荷物以外を預け入れればすぐに出発。長時間の移動が始まります。

乗車にあたっての注意点と快適に過ごす方法を紹介します。

バス移動中は永遠と白銀の世界が続く…だけ

バス移動中は永遠と白銀の世界が続く…だけ

といっても、基本、寝る。以上。というのが最良の選択。

身も蓋もない話だが…

北海道のきれいな景色を楽しむのもアリだが、さすがに2時間近くも楽しむことはできない。これから雪原が広がるスキー場という大自然の中に飛び込む訳で。

ここですべきことはお酒を飲むことでも、スマホのゲームをすることでもなく、寝ること。

早朝から飛行機移動してこれからスキーを滑るためにも体力回復のため寝て過ごすのが一番良い過ごし方。長時間の移動を逆に仮眠の時間とすれば、早起きのダメージもリカバリできるはず。

なので仮眠グッズを持ってくるのもありかもしれない。1時間過ぎたあたりでトイレ休憩もあるのでそれまで寝ましょう。

 

■乗車前の注意事項

リゾートライナーに乗る前にした方がいいことがいくつかある。

新千歳空港のコンビニでお昼の食事を購入する

・トイレを済ます

・ 空港受け取りのレンタル用品がある人は受け取る(※オプション選択者のみ)

・荷物は自己管理。スーツケースや板などの大きな荷物はバスの荷物庫に預ける

JAL側、ANA側、2階メインビルにはコンビニがあるので昼食を買うのが得策

JAL側、ANA側、2階メインビルにはコンビニがあるので昼食を買うのが得策

スキー場に到着したらすぐにゲレンデに飛び出すためにも食事は空港内のコンビニで買うのがいい。バス移動中にお昼の時間を回ったあたりで買ったものを食べる。

でもJAL側のコンビニは大渋滞(10人以上並んでいる)のでANA側のコンビニや2階のコンビニがおすすめ。並ぶ会計を考慮し少し時間に余裕をもって購入した方がいいようだ。

 

■乗車中の注意事項

上記の乗車前の注意に書いたように、2時間近くのバス移動になるため、トイレは事前に済ませる。基本的に北海道の各社観光バスが運行しているのだが、一つ共通して言えるのは「トイレが無い」ということ。これは気をつけないと、1時間近くトイレ休憩が無いので事前に済ますのが得策。

 

・トイレがバスにない

・自由席

・1時間以上いどうしてからトイレ休憩になる

・バスによってはWI-FI付だったりする 

・雪道走行のためシートベルトは必須

・ちゃんと携帯の電波は走行中でも入ります

 

毎回運行しているバス会社が違うので座席数や設備の新しさなどが違う。私はWI-FI設定しても電波が混み合ってなのか全く無料WI-FIにつながらなかった…

 

■途中休憩はここで。道の駅のような施設「きのこ王国」

新千歳空港から1時間以上過ぎると、途中で休憩が入る。場所は「きのこ王国」というお土産屋さんや飲食コーナー、トイレを備える複合施設。

写真では規模感を伝えにくいが「きのこ王国」はかなり広い

写真では規模感を伝えにくいが「きのこ王国」はかなり広い

だいたい10分から15分間停車する。このぐらいの停車時間だとトイレを済ませ店内を少し見て回る程度しか時間がない。バスの運転手さんが集合時刻を事前に伝えるのでそれは遅刻は厳禁。目的はスキー場に行くことなので、食事処でのんびりと蕎麦を食べているような時間はありません。

ちなみにウオッシュレット付きトイレではないので気になる方は注意。

この施設の名前の由来となっている「きのこ王国」にはキノコの盛り合わせのようなお土産もある上、ワインやチーズも多数。気になるのはワインの蓋に添えられた小さな紙コップ。これは…

北海道産チーズも捨てがたい。

「きのこ王国」にはキノコの盛り合わせのようなお土産もある上、ワインやチーズも。北海道産チーズは捨てがたい

「きのこ王国」にはキノコの盛り合わせのようなお土産もある上、ワインやチーズも。北海道産チーズは捨てがたい

■リゾートライナー以外の移動手段は? 

ここまできてなんだが、やはり自由に移動したいと思う方も多いはず。そもそもリゾートライナーに乗らずに移動する手段はないのか?と。

北海道の雪道でも大丈夫という方であれば新千歳空港でレンタカーという選択がある。スキーツアーの中には、レンタカー付きのオプションがある。4,5人の仲間とわいわい、という場合はレンタカーに荷物を詰め込んで移動した方が動きやすいこともある。

でも外国人や免許がそもそもない人、安全性を考慮してスキーツアーに組み込まれているリゾートライナーを利用したほうが楽という考えもある。

www.jtrip.co.jp

移動中にずっと寝ていられるとうのも嬉しい。バスの荷物の管理はバスの運転手さんにやって頂けるので楽。至れり尽くせりで大荷物になりがちなスキーツアーでは非常に助かります。

バスの運転手さんをはじめホテル従業員、空港でのカウンターの職員など総出で荷物の移動を手伝ってくれる

バスの運転手さんをはじめホテル従業員、空港でのカウンターの職員など総出で荷物の移動を手伝ってくれる

■普段から体調管理を万全にして

新型肺炎コロナウイルスが流行ってもニセコはニセコ。体調管理を万全して病気に抗おう

新型肺炎コロナウイルスが流行ってもニセコニセコ。体調管理を万全して病気に抗おう

今年は新型肺炎コロナウイルスが蔓延し、暖冬気味の北海道観光をさらに直撃している。さらに中国からのインバウンドも低迷し、心苦しい悪いニュースが続く。しかしこういうときこそ、いつもより空いたゲレンデで思い切り滑り倒すのもアリなのかと思う。

大事なのはしっかり感染症対策をした上で、正しく楽しむということ。バスも40人近くが同じ空間で過ごすので感染リスクは低くない。

個人的には1月のニセコで出発直前で風邪を風邪をひいてしまったので注意しないと。3月中にもう一度、北海道を訪問する予定なので、健康管理(インフルエンザの方が怖い)ので対策をして臨みたい。