関東近郊でも気軽に行けるスキー場/埼玉県、神奈川県、千葉県
雪が降らない年末年始にスキーやスノーボードを楽しみたいと考える人たちも多いはず。関東近郊、都内から近場で利用しやすい穴場のスキー場を探してみた。
関東近郊でも気軽に行けるスキー場/埼玉県、神奈川県、千葉県
いつでも気軽に行けるスキー場。それは屋内型の「スキー場」。
一年中、雪が楽しめる屋内型のスキー場は人工降雪機でゲレンデを整備しているので気温や天気に左右されず電車や車でいつでも行ける。
コース数や長さ、広さはさすがに大きいとは言い切れないが、本格的なシーズンを前に軽い調整がてら行くのは手軽でいい。
各地の屋内型ゲレンデを調べてみると…
狭山スキー場(埼玉県)
西武池袋沿線の「西武球場前駅」にあり、池袋駅から約40分の近さをうたう。
しかし、今年はタイミングが悪くなぜか休館中。大規模改修で2020年秋まで滑れない。雪不足でいま滑りたいところだが今年はタイミングが悪い。
改修前の施設の特徴
コース:1コース
リフト:2基
最長滑走距離:300m
コースの幅:30m
入場料:4,100円(改修前)
新潟県の関東から近場で何とかスキーができないかと考えたところこの狭山スキー場を思い出した。初級コースと少し傾斜のついた平均斜度7度の中級コースに分かれる。館内には軽食売店やスキーレンタルの引換所があり手ぶらでスキーを楽しめる。
利用者の声を見てみると、いいのか悪いのか結構空いているので余裕で滑れるとか。
残念ながらこの暖冬の雪が少ない季節のニーズを満たすことはできなかったようだ 。
スノーヴァ新横浜(神奈川県)
少し小型の屋内型スキー場だが、現在運営している施設中では唯一の選択肢。JR横浜線・新横浜駅から路線バスで20分のところにある。車があればいいが、レンタルもできるので手ぶらで行ける。
イベントを開催したり貸し切りする場合があるのでウェブサイトで予定を確認したほうがいい。
施設の特徴
コース:1コース
リフト:2基
最長滑走距離:60m
基本滑走料:3,000円(120分)
利用料金は土日の加算や年会費、レンタル料など別途必要となる場合があるので注意。
ゲレンデ内はフリーWi-Fiが飛ぶというなんという都市型スキー場。スノーボーダーが多い印象だがスキーの初心者からでも滑れる。しかしネットの評判には”スタッフが横暴”??というメッセージが気になる。よほど癖のある人がいるのか…
近所に住む十人が年契約して年に何回も滑るというような詩施設なのかもしれない。より手軽に滑れるスポーツジム代わりの施設という感じなだろうか。
スノーヴァ溝の口(神奈川県)
スノーヴァ新横浜と似たような名前だが、まったく別の会社が運営している。同様のコンセプトで屋内型スキー場でJR南武線・津田山駅にある。バスなどつかずに行けるのがいい。
施設の特徴
コース:3コース
リフト:2基
最長滑走距離:60m
コース幅:
基本滑走料:2,700円(120分)
バスを使わず電車で行けるのでより気軽に行ける。平均斜度10度でボーダー用のジャンプ台、幅30mのハーフパイプなどあるのでスキーを純粋に楽しむという感じではないのかも。いずれにしろ初心者から滑れる現実的な選択肢の一つ。悪い評判もあまり聞かないので、初心者にはより滑りやすいゲレンデでなのかも。
番外編・ザウス(千葉県)
そして番外編。残念ながら2002年に閉鎖してしまったが…巨大な屋内型スキー場ザウス。
屋内型スキー場の象徴のような施設。JR京葉線の船橋駅にあった。
バブルの遺産とも称された巨大屋内型スキー場。正式名称は「ららぽーとスキードームSSAWS」。
施設の特徴
コース:1コース
リフト:2基
最長滑走距離:490m
コース幅:100m
入場料:5,400円(入場料+2時間滑走料金)
滑走距離を見ても屋内型にしては異常な大きさ。かつての日本の経済の勢い、強さを感じさせる施設。でもその後の経済の停滞同様、客足伸びず施設は閉鎖された。
実はこのザウス。10年限定のゲレンデとして開設したとのこと。期間中は黒字を維持しつつも今後の経営に見通しが立たないと判断し閉鎖した。
現在は施設は解体され、あの有名なスウェーデンの家具量販店「IKEA」になってしまった。面影すらもうない。
屋内型スキー場は確かに雪も降らず、室温もそこそこ。風も吹かず、紫外線を気にする必要がないので気軽にウィンタースポーツが楽しめるのでいい。本格的なシーズン前に調整がてら滑りに行くの楽しそう。
それ以上に年末年始にスキーに行けない悔しさを屋内型スキー場で発散したい。