北海道おすすめスキー場5選/ニセコ、ルスツなら雪不足の心配なし

1月になり積雪が増えスキーのハイシーズンに入った。2020年は雪不足で各スキー場とも運営に苦戦するが北海道の1月は例年並みの積雪の予想。本州でスキーが十分楽しめないのなら、そろそろ世界中から注目を集める北海道に目を向けたい。

北海道おすすめスキー場5選/ニセコ、ルスツなら雪不足の心配なし

そもそも北海道のスキー場とはどのような特徴があるのか。北海道の地理を考えながらスキー場の情報を整理した。

 

■北海道の地理とスキー場の数

北海道は面積でいえば83,450km²で東西の直線距離は約500㎞で東京都から岡山県までの距離に相当する。この感覚がなく札幌市から函館市まで移動するスケジュールを気軽に組んでしまううと、一般道を使った車で4-5時間かかってしまい、1日がかりの移動となり大変な目にあう。

スキー場も100近くあるとされ多く、規模感もさまざま。スキー場単体でレビューしてもきりがないので、エリアとし大きなくくりにしてみた。 

 

■スキー場の特徴

北海道の地図でみるとスキー場が集まるエリアはおおむねこのような感じ。

https://www.resortbaito.co.jp/wp/wp-content/themes/resort/images/special/skiresort-skiHokkaido-map.png

リゾートバイト専門求人サイト「リゾートファイン」の地図がわかりやすい。キロロの位置が若干違う気がするが…(汗)さらに以下は旅行サイトの「フリートラベル北海道」を見れば空港との位置関係も把握できる。

http://freetravel-hokkaidoski.com/hotel/img/map.png

北海道の中に複数の空港があるところを見ると面積の広さが際立つ。当然、空港間の移動もできる。基本は新千歳空港から専用のバスに乗り移動することが多い。またスキーエリアの最寄りの空港からバスで移動する方法がある。自分のプランや飛行機の時間に合わせて移動を検討したい。

 

 ■北海道おすすめスキー場、スキーエリア

世界に誇る北海道のスキーエリア。以下、代表的なおすすめエリア5選を紹介。

 

ニセコ

上質なパウダースノーが楽しめるニセコ

上質なパウダースノーが楽しめるニセコ

もはや日本であって日本ではないスキーエリア。4つのスキー場で構成し、リフト26基、コース数69と「ニセコユナイテッド」として膨大なスキー場を構成する。標高1,308mもの山であるニセコアンヌプリに位置し、向かいに羊蹄山を臨む。

世界でも評判になる上質なパウダースノーや非圧雪のツリーランを求めてやってくる。外資による専用コンドミニアムが建設されるなど建設ラッシュで地価が上昇し、世界中から人を集める。そのためゲレンデによっては外国人比率が95%と外国人が多い。初めて北海道でスキーをするという人には少し大変な目に合うかも。繁華街であるヒラフは外国人街ともいえるコミュニティが形成されている。

初心者は事前の下調べが必要。日本人スタッフは多いが、周囲にいる観光客は外国人ばかりで言葉は通じないことも。異国体験をしたいという人にはおすすめ。これを機に私は海外のスキー場にも目を向けるようになった。

 

②ルスツ

ニセコと並んで北海道を代表するスキーリゾートエリア。ルスツを代表するのはルスツリゾートスキー場は、リフト18基、コース数37と大きい。日本人も多く内訳は7割は日本人だが外国人も目立つ。私が初めて訪れた北海道のスキー場で、ゲレンデコンディションも充実している上、リゾート地としても非常にこなれた運営なので初心者でも迷うことなく気軽に楽しめる。

ゲレンデを眼下に望むルスツの世界。羊蹄山の雄大さを感じさせる

ゲレンデを眼下に望むルスツの世界。羊蹄山雄大さを感じさせる

3つの山から構成され、敷地内にはウェスティンルスツリゾートルスツリゾートホテル&コンベンション、ログハウスコテージドッグコテージなど多数。ルスツを象徴する「羊蹄山」は雄大。ゲレンデから望む風景は忘れられない思い出になる。新千歳空港とルスツ間でシャトルバスが往復しており約2時間で行ける。 

高級なリゾート気分が味わえるウェスティンルスツリゾート

高級なリゾート気分が味わえるウェスティンルスツリゾート

③キロロ

キロロスノーワールドがあるスキーエリア。スキー場の規模としては中程度。朝里、余市、長嶺の3エリアで構成しリフトは9基、コース数23を有する。さすがにニセコやルスツのようなサイズ感ではないが海に面しているため豪雪地域であり、積雪量は豊富だ。距離にして約4㎞のロングコースとなる「朝里ダイナミックコース」が山麓から変化に富んだ斜面を楽しむことができる。北海道小樽市に近く札幌市から車で60分とアクセスがいい。

 

トマム

あの星野リゾートが運営するスキーリゾート。新千歳空港からバスで約60分。トマム山に面する。リフトは6基、コース数は29と充実している。非圧雪コースも多数用意。上質な雪はあるもののニセコやルスツと比べるとスキーをガッツリやるというよりも、ホテルのサービスを含めたより上質なリゾート感を味わいたい人向けのスキーエリア。温泉、プールなど日ごろの疲れを癒しながらスキーも楽しむには最適。地上36階のザ・タワー、同32階で全室スイートルームを有するリゾナートマムなど充実したリゾート施設がある。

 

⑤札幌市周辺

札幌市内を観光しつつ、スキーも楽しめる

札幌市内を観光しつつ、スキーも楽しめる

北海道の中核的都市「札幌市」周辺にもスキー場が多数ある。札幌国際スキー場サッポロテイネ、などのスキー場が比較的近くにある。スキーツアーによってはスキー場付近のホテルに泊まらず札幌市内のホテルとバスが往復し、市内に泊まりつつ次のゲレンデに向かうという方法もある。近い分、札幌市内の街中を観光しつつ、昼はスキー場という二重の楽しさを味わえるいいとこどりができる。ホテルの選択肢も増えるので場合によっては安くできることも。もちろん上質な食事が提供される有名な朝食バイキングを出すホテルなどもあるので、追加オプションでいいホテルを選ぶのもあり。

 

北海道の上質なパウダースノーは世界と日本をつなぐ場所。雪不足が心配される中だが今シーズンも楽しみだ。