ついに横浜でも初雪。スキー場の雪不足は解消されるか
暖冬と言われる今シーズン。ついに関東地方の横浜市でも初雪が観測された。平年に比べて6日ほど早いという。 この勢いで日本各地のゲレンデに雪を降らせシーズン中を存分に楽しみたいもの。
ついに横浜でも初雪。スキー場の雪不足は解消されるか。北海道と新潟の中長期天気予報を読み解く
■横浜市で初雪が観測された
まだ12月なので初雪と言っても当然積もるほどではなく、市内は基本通常モード。特に雨と変わらないみぞれ交じりの雪。午後は曇り空に戻り、本当に雪降ったの?という感です。
■暖冬や大雪の影響となるエルニーニョ現象について
気象庁の11月の発表では「エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている」とのことで、2020年春にかけて平常状態が続く可能性は60%と高くみている。
さいわい、エルニーニョとラニーニャの影響はないようなので、そういった意味では暖冬傾向にはならなそう。
エルニーニョ現象:太平洋赤道近くの日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象を指す。一般的に海水面の温度が上昇し冬場は暖冬傾向になる。
ラニーニャ現象:エルニーニョとは逆に太平洋赤道近くの日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象。西高東低の冬型の気圧配置が強まり冬場は平年に比べて寒くなる傾向になる。
■中長期の気象予報の更新情報
しかし気象庁が予測する3カ月の予報では暖冬傾向を予測している。これではゲレンデに十分な雪が積もらないのではないかと心配になる。気象庁の長期予報で前回と変更のあったポイントを抽出して読み解いてみる。
11月25日の発表によると…
〈北海道〉札幌管区気象台
2019年12月~2020年2月の3か月間
・平均気温は平年並み~高いという確率が40%(前回公表値は確率50%だったので10ポイント下がったので改善ということで)
・北海道の日本海側の降雪量は平年並み~少ない確率が40%(こちらも前回公表値よりも50%だったので10ポイント改善)
1月の予報。
平年に比べ曇りや雪の日が少ない。
気温は平年並または高い確率ともに40%。
降水量は平年並または少ない確率ともに40%。
と前回公表値と変わらず。残念…
2月の予報。
北海道日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多い、としていて北海道の最も重要な時期に降る雪は例年並みの可能性が高い。
これはうれしい情報。
2019年12月~2020年2月の3か月間
3か月の平均気温は平年並み~高い確率40%(前回好評値が50%なので10ポイント改善)。降水量は平年並~少ない確率は40%。降雪量は平年並~少ない確率40%とあまりよいコンディションではなさそうな予想。
12月の予報。
年末年始の初滑りを予定しているので12月が気になる。
12月は平年に比べ曇りや雨、雪が少ないのは変わらず。
気温は平年並または高い確率ともに50%(前回公表値が40%なので10ポイント悪化した…)
厳しそうな予想は変わらない。祈ろう…
次回の3か月予報は12月25日(水)14時のクリスマスの日に発表がある。もっと雪が降って欲しい。