GoToイートが間もなく始まる。コスパの良い外食を楽しむためのキャンペーン活用方法とは?

新型コロナウイルス感染症問題を受けて自粛などで影響を受けた飲食店を支援する「GoToイート」キャンペーンの概要が明らかになり始めた。コスパの良い飲食をウオッチする中、キャンペーンは有効活用したいところ。

GoToイートが間もなく始まる。コスパの良い外食を楽しむためのキャンペーン活用方法とは?

現在までに決定している概要をまとめ、コロナ禍で収入が減る厳しい状況の中でも賢く飲食を楽しみたい。運用の細かい部分い関して次々と疑問が沸きあがる。随時判明次第情報を更新したい。

GoToイートキャンペーンで飲食店の経営を支援する

GoToイートキャンペーンで飲食店の経営を支援する

■GoToイートの概要。2種類のキャンペーンとは 

GoToイートを簡単に説明すると、特定の条件で飲食店で食事をすると利用者にお得な還元があるキャンペーンだ。

何が還元されるかは2パターンあり、特定のお店に行く前に予約すればポイントが入る「オンライン予約」と支払った金額よりもお得になる「プレミアム付食事券」に分かれる。

食事券が使えない対象外の業態もある。デリバリーや持ち帰り専門店、スナック、キャバクラでは使えない。

GoToイートは実施する都道府県が分かれ、全国一斉スタートにははならなそう

GoToイートは実施する都道府県が分かれ、全国一斉スタートにははならなそう

特定の条件というのが分かりにくいのでこの記事で解説してみたいと思う。使える都道府県や開始時期、飲食店の利用の仕方で変わってくるのでお得に利用できる方法を見てみる。

オンライン予約

■「オンライン予約」でポイントが還元される

オンライン予約は、ぐるなび食べログなど予約サイト経由で飲食店を利用するとポイントで還元されるもの。飲食店を利用する時間によってももらえるポイントが変わる。 

オンライン予約でポイント還元

オンライン予約でポイント還元

昼食時間帯は500円分のポイントがもらえる。夜の夕食時間は1000円分のポイントがもらえる。1回予約当たり利用者の最大10人までが対象。もらったポイントは後日、各GoToイート参加店舗で使うことができる。 

ただ、どのぐらいの還元率でポイントが付与されるのか、現時点では情報がなく不明。500円の飲食をして1000ポイントが還元されるとは常識的に考え思えないと思うのだが…。後日、調べてみると昼に700円の飲食をしても1000ポイントもらえるということが判明。予約して利用すれば決められたポイントがもらえるとはすごい。

場合によっては支払った飲食店代金よりもポイントがもらえることもある

場合によっては支払った飲食店代金よりもポイントがもらえることもある

そしてポイントの管理はオンライン予約できるグルメサイト内で行われる。マイページのような画面で管理される。ぐるなびで予約したのなら、次回使えるポイントはぐるなび内の管理画面でポイントが見られる。

そしてポイントが使える飲食店もぐるなびに加盟していなければ使えない。なので食べログでポイント管理していると、ぐるなびでしか使えない飲食店だった場合、ポイントは使えない。

飲食店も暇じゃないので全ての予約サイトに加盟するわけでない。おそらく使える飲食店がぐるなび派とか食べログ派とかいくつかの系統に分かれるのだろう。飲食店側で全ての予約サイトを扱ってくれればいいが、それだけ管理に手間がかかるのでマイナーなサイトはそもそも使わない可能性は高い。

もちろんポイントの合算はできない。

サイト経由で予約すれば利用者は還元を受けられる。そのため利用できる店舗はファストフードやラーメン屋、定食屋など薄利多売のお店の参加は難しそう。予約を受け付けていない店舗は世の中の大部分を占める。予約してじっくり腰を据えて飲食する店舗向けのキャンペーンのようだ。

昼に予約して飲食するお店ってどんな場所があるのだろう… 

オンライン予約

■プレミアム付食事券

各地域の飲食店で使える食事券お得に飲食店が利用できるようになる。

1万円の食事券を買うと1万2500円分、2万円で買えば2万5000円分として使える。紙の食事券や電子的な食事券にも展開される情報もある。購入額の25%がお得になる計算。1回2万円まで購入できる。

500円券、1000円券の2種類の食事券が発行される。お釣りはでない。食事券は各都道府県の商工会議所など登録事業者が扱う。都道府県によって扱う業者違うが中にはコンビニの名前もある。コンビニで気軽に買えれば良いのだけれど。

プレミアム付き食事券で25%がお得になる計算

プレミアム付き食事券で25%がお得になる計算

導入が遅れていた東京都もプレミアム付食事券を発売。電子、紙の食事券があるものの、11月27日現在、新型コロナの感染拡大で販売が延期された。残念ながら新規の発行を含めてしばらく使えない可能性がある。

■対象のエリアは?

地域や旅行会社を支援する「GoToトラベル」は新型コロナの感染拡大で東京都民の利用などが制限され使えなかったが、GoToイートの場合も使えるエリアが限定されそうだ。今のところ全国33の府県が対象で東京都は対象になっていない。

 

実施していないエリアは北海道、青森、宮城、山形、茨城、群馬、東京、神奈川、和歌山、鳥取、島根、福岡、長崎、沖縄。

 

上記で都道府県とか書いてしまったが厳密には全国の府県でしか使えない状態。

2次募集で東京など対象エリアが拡大してくれればいい

2次募集で東京など対象エリアが拡大してくれればいい

どういう意図があって実施しないかは不明だが、感染で目立ったエリアが実施しないエリアになっている気がする。今後、感染の収束具合により対象エリアが変わりそうだ。いずれにしろ都内の利用はまだ先となる。

プレミアム付き食事券の募集は9月中に2次募集するのでまだ対象エリアは拡大する可能性がある。

この2次募集で東京が追加される可能性は高い。

■GoToイートの開始時期と終了時期は?

外食することが当たり前に戻って欲しい

外食することが当たり前に戻って欲しい

GoToイートの第1弾の開始時期は10月1日からオンライン予約が順次スタートする。プレミアム商品券の場合は対象自治体によって異なる。

東京都などはまだ対象外だ。

終了はオンライン予約のポイントは2021年末までポイントがもらえる期間になり、それ以降は3月末までポイントが使える有効期間になる。もらえるのは21年1月末、使えるのは3月末ということになる。

プレミアム付き食事券も販売は2021年1月末までで、使えるのも3月末までとなっている。

オンライン予約

 ■随時追記 新たに分かった使い方情報

 ・プレミアム付食事券とオンライン予約のポイントは併用して利用が可能。なので現金、ポイント、プレミアム付食事券は3つとも同時に使える。

 ・グルメサイトで管理される予約ポイントはグルメサイト独自ポイントには合算されず、別々に管理される。

 ・ユーザーは予約サイトをいくつ開設しても大丈夫。全サイトを使い分けてもいいがアカウント登録や管理がめんどくさそう。

 ・オンライン予約は都道府県に関係なく開始する。オンライン予約サイト側の準備が整い次第、東京都民でも使える。

 ・予約ポイントは合算できない。

 ・プレミアム付商品券を販売する2次募集の結果の公表の時期は未定。そのため東京がいつ追加されるかはまだわからない。

 ・プレミアム付商品券が使えるのは、買った都道府県のみに限られる。例えば埼玉で買ったもの(埼玉用の食事券)を東京などを他の都道府県で使うことは出来ない。

 ・プレミアム付商品券の販売方法は各都道府県で違う。中にはコンビニで買えるところもあるが、各都道府県に設置された事務局に問い合わせたほうが早い。

 ・各都道府県のプレミアム付商品券の情報があまりに少なく、どこで買えるかは不明。問い合わせ窓口や公式ホームページなど準備中で、それぞれがばらばら。情報がまとまっていない。