全品298円の鳥貴族/コスパで選ぶお得なメニューとは?焼き鳥も、サラダも、生ビールもすべて一律料金

コスパのいい飲食の代表格といえば鳥貴族。

私はこの鳥貴族を想定しこのコンテンツを新設したといっても過言ではない。

一律298円(消費税抜き)で全メニューがそろう。焼き鳥も、サラダも、生ビールもすべて一律料金。

鳥貴族で選ぶべきメニューや楽しみ方、使い方を紹介します。

全品298円の鳥貴族/コスパで選ぶお得なメニューとは?焼き鳥も、サラダも、生ビールもすべて一律料金

よく利用する鳥貴族だが一律〇〇円とうたっている飲食店は多い。わかりやすさが大事だがメニューの質も気になるところ。鳥貴族の場合、国産食材にこだわっていて料理の質も高い。我々消費者が頼むべきメニューとは?ヘビーユーザーである私が独断と偏見でランキングした。

 

■鳥貴族で頼むべきメニューとは?

1位…貴族焼

2位…生ビール(プレミアムモルツ

3位…とり釜飯 

メニューを代表する「貴族焼」はボリュームがある

メニューを代表する「貴族焼」はボリュームがある

1位に選んだのは貴族焼。鳥貴族の焼き鳥メニューでも特にボリュームが多い看板メニュー。もちろん298円とは1皿2本でこの価格だ。国産鶏肉を使い「もも」「むね」の2種類から選べ、味は塩、たれ、スパイスをそろえる。

 

2位は生ビール。ブランドはプレモルでこの価格で飲めるのはすごい。中ジョッキで納得感のあるサイズである。一般的な居酒屋だとプレモルとなれば中ジョッキで550-650円はかかるもの。相場の半額ぐらいなので飲み放題を除けば史上最も簡単にプレモルを安く飲める場所ではないだろうか。

 

3位はとり釜飯。鶏ガラスープがきいてうまみがある。ひと釜ひと釜オーダーごとに固形燃料で30分かけ炊き上げる。具材は鶏肉やかまぼこなどそこそこの量。298円でここまで出せるのかと採算を心配するほど。炊き立てなので〆の一品に最適である。

 

■番外編…キャベツ盛りはおかわり自由

個人的に野菜も食べたいと思うのでついついキャベツ盛りを頼んでしまうが、これ実はおかわり自由。298円払えばエンドレスで食べれる商品。キャベツだけ食べられたらお店としてもたまったもんじゃないと思うが…

なぜキャベツ盛りを提供し続けられるかというと、お客の滞在時間を延ばすためという。滞在時間が延びればドリンクや料理のオーダー増にもつながり、売り上げを伸ばせるという考えからきている。回転率ではないという。確かにキャベツ盛りだけ食べ続けても飽きるのでついついほかのメニューを頼んでしまう。ドリンクはもちろん追加オーダーを重ねてしまう。無料でおかわりということばにいろいろな心の抵抗感がなくなっている。お客の満足度も高いしね。

「キャベツ盛」はおおかわり自由。マヨネーズやごま油で味を変えられる

「キャベツ盛」はおおかわり自由。マヨネーズやごま油で味を変えられる

■なぜ鳥貴族はこんなに原価率が悪いのか 

原価率が悪いというのは経営側にとっての話。原価率が高い=お店の儲けが少ない=消費者にはお得な部分が多いということ。商売をしても原材料や人件費などコストをかけ提供していることになる。

原価率が悪い大きな理由として挙げられるのは、各店舗で従業員が肉を切るところからはじまり焼き鳥を一本一本串打ちしているからだ。できたて、鮮度を保つためということでおいしさを追求するこだわりといえる。株式上場している全国チェーンでは珍しい判断だ。調理を集中して行うセントラルキッチンを使えばコストは下げられるだろうが、鳥貴族としてはここが他店と違うという付加価値にしている。

単に安いだけでないと説明できる。

鶏肉を扱った料理が中心。期間限定のメニューで焼き鳥以外もそろえる

鶏肉を扱った料理が中心。期間限定のメニューで焼き鳥以外もそろえる

■注意しなければならないメニューも

一方で鳥貴族で注意しなければならないこともある。1品298円となるとついつい値段の感覚を置き忘れてしまうので、冷静になって考えてみるとこれで298円は高いのではないか?というメニューも含まれている。個人的にはメガハイボールの存在感とノンアルコールのウーロン茶が同じと考えると、どうも相対的に比較したら頼んじゃいけないメニューかなと思ってしまう。

比較対象が他店との比較じゃなくなるので、メニュー間でのお得なものをついついさがしてしまう。 スピードメニューもあれ??ってなる料理がある。まあ、他店に比べれば圧倒的に安いのだけど。

 

全国の「鳥貴族」の店舗一覧はこちら

■鳥貴族の上手な活用の仕方

個人的には仕事の出張先で鳥貴族を選ぶことが多い。その理由として1人で入ってもパソコンを広げられるから。テーブル席だと少し抵抗感があるが、店員さんも分かってくれているらしく、1人で入ると大抵半個室のようなカウンターに通してくれる。

店舗によってもレギュレーションが違うが、無料Wi-Fiや電源コンセントが備わっているところがあるので、イヤホンをして食事をとりながらパソコンをパチパチ打つこともできる。

 

■鳥貴族のマメ情報

・社長の息子

マメ情報として昔からよく言われているのは鳥貴族の大倉忠司社長の長男は関ジャニ∞大倉忠義さん。大倉社長は忠義さんを後継に据えることはなく世襲にはしないと明言している。

・株主

サントリーの販売子会社が鳥貴族の株主(約2%)を持っており、両者は酒類販売で融通しあえる中。確かにメニューはサントリー系ばかりだなと思ったがビジネス上の理由があっての話のようだ。店舗は約650店舗あり全国に展開している。当然、全国一律で株主のプレモルを提供できるのでコストも抑えられる。

一方でキリンも株主になっており2014年までは一番搾りを提供していた。今後のこの両者の株主の関係性はどのようになっていくのだろうか。