【ナイトインツアー編】2019-20年の今シーズンにリニューアルした神立スノーリゾート/施設や食事、プラン紹介

2019-20年シーズンにリニューアルした神立スノーリゾート(旧・神立高原スキー場)。設備の各所が目新しくなり、雰囲気も今っぽいスキー場となった。今シーズン初めてツアーに参加した時の様子を含め、設備の良いところから改善の余地ありというところまでを紹介。

【ナイトインツアー編】2019-20年の今シーズンにリニューアルした神立スノーリゾート/施設や食事、プラン紹介

ついに東京都でもこの1月4日夜に初雪を観測。積もるほどの量ではないが徐々に冬らしい季節になったと感じる。

新潟県のスキー場もオープンしているところが多くなり、一時期に深刻化した暖冬の影響は弱まってきた。

神立スノーリゾートも年が明けてから積雪も徐々に増え1月5日現在で110㎝。コースも11コースが開放され延期していたナイター営業(18:00~翌2:00)も始まり、本格的なスキーシーズンの到来を感じさせる。

ゲレンデの全面オープンまでまもなくでしょう。

http://www.kandatsu.com/winter/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6904.jpg

0泊2日の新幹線ツアーに参加してみて

年末年始スキーツアーに申し込んだのはビッグホリデーの「ナイトインツアー」。以前の記事でも紹介した宿泊を伴わないツアーで、滑る日の前日に新幹線で移動しチェックイン。早朝からスキーが存分に楽しめるプランだ。

この”早朝から動ける”のが魅力で、神立スノーリゾートの場合だと土日休日は朝7:00~リフトが動き出す。仮に16:00まで滑れば最大で9時間はスキーに充てられる。

ツアープランの中には早朝に出発し、夜に帰るという日帰りバスツアーを見かけるが、道路の渋滞もなく計画通りにツアーが進んでも滞在時間が5時間という強気のプランがあるから不思議だ。滞在時間”5時間”とは、チェックイン、レンタル対応、着替え、食事、休憩、お風呂などすべてのことをやってしまえばスキーに充てられる時間は正味何時間だろうか??渋滞があれば… 

個人的には滞在時間が短い朝発日帰りバスツアーはおすすめしない。

 

スキー場まで移動。交通アクセス

前日の夕方に指定席の新幹線に乗り東京駅-越後湯沢駅間を移動する。移動時間は約90分。年末年始は指定席がないため自由席での移動だった。うまくタイミングを見計らい17-18時台の新幹線に自由席で座ることができた。東京駅が始発なので時間をかけて並べば座れる確率も上がる。

自由席移動の場合、基本的には何時に移動してもいいのだが、夕食をどこで済ますか?が意外と面倒なので新幹線の移動中を夕食の時間に充てた。

越後湯沢駅から神立スノーリゾートまではシャトルバスが運行している。

駅の西口を出た左手のほうに専用の待合所がある。

越後湯沢駅西口にある待合室。暖かいのでここで時間を過ごしてもよかった

越後湯沢駅西口にある待合室。暖かいのでここで時間を過ごしてもよかった

この待合所の前にはバスは来ないため注意。道路に面した”バス停”の前にシャトルバスは迎えに来る。

バス停からスキー場までは移動時間にして15分ほど。夜の移動なので道路も空いてて体感ではももっと速かった感じもする。

 

そして無事到着。

神立スノーリゾートには温泉施設や仮眠室、レストラン、ロッカー更衣室が一つに集約された「GROUND BASE」。ここもリニューアルされ所々がきれいになった。 基本的にはこの施設で夜を過ごすことになる。

http://www.kandatsu.com/winter/wp-content/uploads/facility_0_2020.jpg

施設内にいると前面に押し出してくる「KSR」のブランドロゴ。Tシャツなど作っているようでよく目にした。そういうブランド戦略でいくのだろうか。

 

温泉施設「神の湯」

建物の4、5階には温泉施設「神の湯」がある。ナイトインツアーで訪れた方はまずここの神の湯のカウンターにお世話になる。カウンターでツアーの申し込み明細を手渡し、入浴と仮眠室、朝食券、レンタルチケットを受け取る。

タオルは無料でついてきたが、プランによっては有料?

http://www.kandatsu.com/winter/wp-content/uploads/kaminoyu_top.jpg

肝心の温泉はというと、公称は幅7m×長さ15mの大きな浴槽は申し分ない広さ。室内は木材をふんだんに使った清潔感ある感じ。洗い場も広く余裕がある。サウナも併設されており水風呂1か所。外には露天風呂があり(おそらく)昼は眼下にきれいな景色が望める露天風呂なんだと思う。 

浴室は5階で、そのロッカールームにはドライヤーや化粧水など他の温泉施設にある備品は普通にそろっている。ただなぜだか綿棒はあるのにティッシュペーパーはない。

浴室のロッカールームはロッカーの扉が透明のアクリル?製なので、荷物の中身が見える。財布などはここには置かず、専用のロッカーを利用した方が防犯上は安全。

ここで気をつけて欲しいのが、翌日の朝朝食を済ませチェックアウトした場合。それ以降の入浴は基本有料で一人2時間までで1,000円かかる。私はスキー後の入浴も可能だと思っていたので、ここで手痛い出費をだすならば入らないという選択をしてしまった。たしか100円の割引券がもらえたので厳密には900円で入れるのだが…ケチってしまった。

 

仮眠室(大広間)

神の湯の4階には仮眠室となるだだっ広い大広間がある。200畳、300人が収容できる。基本的には男女兼用で利用者なら誰でも使える。電気は薄暗い状態になっているので、寝ようと思えばいつでも寝れる環境。

大広間で雑魚寝する”仮眠室”

大広間で雑魚寝する”仮眠室”

想像していた雰囲気よりも清潔感があった。当然布団や毛布は整えられ、窮屈感もない。いった時期はシーズン初めだったからかわからないが、隣に知らない人が寝るような環境ではなく、最低1枚の布団分はスペースを空けて寝ることができた。

基本的にはみんな同じ大広間で寝るため、物音やいびき、携帯のアラームなどは大なり小なり響く。買い物袋を擦る音は特に目立つ感じ。当然、おしゃべりもできない。

でも耳栓をしたり対策すれば大丈夫そう。同じ空間の中だが、ちょっとした女性専用のエリアもあるのでもし気になる方がいればこういった場所を使うのもありだと思う。

ファミリーは1か所で固まったり、カップルは隣同士に寝たり、一人で来ている人たちも多いのでみんな自由にしている。

ただ、入り口付近は常に人が行き来するので個人的には人の行き来が少ない奥の方に陣取った方がいい。また、いくつか壁際にはコンセントがあるので、私はそこでスマホの充電をした。

仮眠室で寝ることで宿泊扱いにならないのだとか。なにか施設運営で大人の事情があるようで。

また別料金には個室を借りるプランもあるので、大広間で寝たくないということであれば、こういった施設を利用するのも選択肢の一つだ。

 

リラックススペース

建物の6階にはおしゃべりや飲食できるリラックススペースがある。神の湯の浴室である5階を上がるとすぐ。アルコールの自販機もあり500㎖缶でビール500円、発泡酒450円。350㎖でビール400円、発泡酒350円とリゾート価格。

漫画や雑誌、Wi-Fiも飛んでいる。コンビニとかで買った食事はここで食べてもいいのかも。無理して新幹線で食べなくても問題なさそう。

テーブル、座敷があり、部屋の中央には壁に映したテレビ映像が流れている。

 

食事、朝食、ゲレ食

ナイトインツアーには朝食がついている。時間は朝7時から2階のレストランで食べる。朝食バイキングなのかなと思ったらごはん味噌汁がお代わり自由の朝定食だった。内容はいたってシンプル。

これが「神立朝定食」。価格は900円

これが「神立朝定食」。価格は900円

焼き鮭、厚焼き玉子、シュウマイなど。飲み物はよくあるドリンクバー形式。定価は900円なので、ツアーに含まれなかったら注文するかどうか。うーん。ほかに食事ないしね…

 

そしてゲレンデ内のゲレ食はとういうとゲレンデ中央部に「MID BASE」という2階建ての休憩所がり、そこにレストランが集まっている。1階、2階にそれぞれ飲食店がある。2階にオープンな広めの飲食スペースがある。洋食、和食、中華などさまざま。利用した経験から言うと、お店側の運営のことを考えると1階で注文したら1階で食べ、2階なら2階で過ごしたほうがいい。注文後の呼び出しは1階と2階は連携していない。

ゲレンデ中央にある「MID BASE」。外観は古いが中は一部リニューアルされている

ゲレンデ中央にある「MID BASE」。外観は古いが中は一部リニューアルされている

具体的なレストラン名は出さないが、残念ながらクオリティが高いとは言えない場所もあった。ひとつの注文から提供まで20~40分。出てきたパスタはゴムの塊のような状態に。ピザは干乾びた状態で放置されていたりと…飲食店のバイトで現場が回らなくなる「崩壊」状態だった。シーズン初めなので運営がおぼつかないということをみれば改善していくのだろうが、バスツアーで滞在時間が短い人たちからしたら、ちょっとまずいよね。

 

レンタル施設、ロッカールーム、更衣室

施設内に専用のレンタル施設がある

施設内に専用のレンタル施設がある

レンタル施設は2階にあり、専用用紙に借りる人の体格など個人情報を書き込み申し込む。受付が順番になっているので、番号表を忘れずにとらないと戻ることになる。ナイトインツアーの場合、オプションでレンタルもつけられるので割と安く借りれる。スキー用品のブランドは「SALOMON」で取り揃え、まだ新品?というようなきれいな用品が借りれた。滑り出した後の靴の変更など柔軟に対応してもらえたので、スキーを楽しむには非常に安心感があった。

 

そして最後に 1階のロッカールームと更衣室。おそらくここが一番きれいになったのだと思う。

入り口から撮った写真。奥にはきれいなロッカールームと更衣室がある

入り口から撮った写真。奥にはきれいなロッカールームと更衣室がある

有料のロッカーは小物を入れる100円サイズから、400円、500円、800円とその大きさによってさまざま。

硬貨を投入し100円だけ返却されるタイプのロッカー。これは最後に退出する際にコインが戻る方式だが全額は返金されない。400円のロッカーを使えば100円が戻り実質300円という仕組み。返却ボタンを押すまでは、ロッカーキーで何度も荷物の出し入れができる。そのための100円返金ボタンだ。

 

この1階の入り口付近の玄関前にシャトルバスが往復しているのであとは帰るだけ。東京とスキー場をスムーズにつなぐ割と便利なスキープランだと感じた。

 

ご参考までに。

■利用明細は以下の通り

 ビッグホリデーツアー

 新幹線/神立高原リゾートホール(ナイトイン) 1泊

 宿泊翌日のリフト券+レンタル付

 2人の場合、
 基本代金 13,400 x 2 = 26,800
 JR繁忙期割増 ** 2,600 x 2 = 5,200
 JR繁忙期割増 ** 2,600 x 2 = 5,200
 プラン割増 2,900 x 2 = 5,800
 ------------------------------
 合計 | 43,000円